圧倒的リアルな仮想世界を体験できる未来のゲームデバイス。
そんなPSVRを購入してから早4年。当然使っていくうちに気になる不満点がたくさん出てきました。
しかーーーし!2020年現在も一向に色あせることないとんでもなく素晴らしい点もたくさんあります。
そんなPSVRの「良いところ・悪いところ」を、丸4年遊び倒した僕がこの機会にまとめてみようと思います。
好きだからこそ厳しめに意見していますので、購入を迷われている方は是非参考にしてみてください。
もくじ
PSVRとは
PSVRは2016年10月13日にSONYから発売された、コンシューマーゲーム業界初のVRデバイスです。
販売台数は500万台を突破(2020年現在)しており、今世界で最も売れているVRデバイスの一つ。
PSVRをあまりご存じない方も一度はこの妙にカッコ良い未来感満載のポスターを目にされたことがあるはず。
まあ実際にかぶってみると↓なんとも残念な感じになってしまいますが(笑)ただ、体験できる仮想世界はとんでもなく衝撃的ですのでそこは偽りなし!
ちなみに値段もだいぶお安くなって、現在はこのようになっています。
発売当時は60,000円近くしましたから今ならほぼ半額ですね。時が経つのは早い。
PSVRの全然ダメなところ
それでは本題のPSVRレビューに入っていきたいと思います。
まずは、僕がPSVRを遊び続けていく中で感じた「ダメなところを」含み一切なしで書いていきます。
購入を検討されている方は是非参考にしてください。
【ここがダメ01】やはり感じてしまう解像度不足
僕がPSVRで最も気になる点はやはりこれ、解像度不足です。
解像度不足をイメージしてもらうのに最もわかりやすい例は、ブルーレイとDVDの画質の違いと言えばなんとなくイメージできるかと思います。
(もちろんPSVRがDVDクオリティということです)
PSVRでプレイすると文字も若干滲んでしまうような感じですね。
僕のPSVRプレイ環境をご紹介
僕のPSVRのプレイ環境はPS4 Proと新型PSVRの組み合わせです。
この4年の間にPS4→PS4 Pro、旧型PSVR→新型PSVRに変更していますが、この解像度不足だけはどうにもなりません。
(VRデバイス自体の性能(解像度)が上がっていませんので当然の結果なのですが。。)
ただ、フォローするわけではありませんがVRコンテンツは映像が動き出すと一気に奥行き感が出てきます。
一度仮想世界に没入してしまえば解像度不足はそこまで気にならないと思います。
【ここがダメ02】視野角も…気にはなる
視野角が狭い点もPSVRをプレイしていて気になるポイントです。
VRヘッドセットを被った際の実際の視界は、感覚的に次のような感じです。(あくまでも僕個人の感覚です)
この視野角問題はゲームの面白さに直結するわけではありませんが、VRという特性上視野角が狭いと没入感が削がれてしまうのは事実です。間違いなく今後の改善ポイントとなってくるはずです。
人間は止まった状態だと左右180~200度ほどが見えるとされていますが、PSVRの視野角は100度です。
次世代機がどこまで広げてくるのかは見ものですね。
【ここがダメ03】VRヘッドセットの課題点が山積み
PSVRのヘッドセットは非常に洗練されていますが、やはりまだまだ大きく、不格好で、扱いづらいのも事実です。
4年間この大きなヘッドセットを被り続けてきたわけですが、次世代機に向けての要望は盛り沢山です。
ダメなポイントと要望点をザザっと書き出してみました。
いちいち両手を使って被るのがめんどくさい
やはりめんどくさいです。
もう少しサッと付けてサッと外せるようにならないと一般家庭に普及するのはまず無理だと感じます。(人間はどうしても楽な方に行っちゃいますからね)
それどころか、この問題を早急に解決しないと我々ゲーマー層もそのうち離脱していくのでは、という危機感すら感じます。
例えばそう、これくらいになれば世界が変わるはず。
CES2020でパナソニックから発表された眼鏡型VRデバイスのプロトタイプ。
未来はすぐそこまで来ています!
密閉型だから夏は蒸れる
夏はけっこう蒸れます。
PSVRはおでこ部分をラバー素材が覆う形状になっていて、その辺り(おでこ〜前頭部分)が最も汗をかく箇所になります。(その分とても安定してるんですけどね)
特に汗っかきの方は夏場は相当エアコンを効かせないと汗だくになると思います。
あと例外なく髪の毛はぺちゃんこになってしまうので、PSVRで遊ぶ際はTPOも重要になってきます。(髪型をきちっとセットしているような時はヘッドセットは絶対に被りたくない)
ヘッドセットを被ると周りが全く見えないし聞こえない
皆さんはゲームで遊ぶ際、集中して一心不乱に遊ぶ派でしょうか。それとも”ながら派”でしょうか。
僕は断然”ながら派”で、お菓子を食べながら、お酒を飲みながらゲームをするのが至福のひとときだったりするのですが、
PSVRではこれが一切できません。
(VRヘッドセットを被ると視界と聴覚が完全にジャックされますからね)
この点は、僕個人的にはとても大きなマイナスポイントです。
ですがそこはソニー、当然対策は考えているようで次世代PSVRでは前方カメラを搭載することで「透視モード」なるものが実現されるかもしれません。
これは是非ともPSVR2での実現を願いたい。
家庭用でVRデバイスを浸透させるには、外界世界の視界確保は必須だと感じます。
メガネユーザーに朗報!!PSVRはメガネを付けながらでも全く苦にならない装着感は素晴らしいの一言!
ここまでヘッドセットに関して散々愚痴ってきましたが、ここで一つ朗報を。
PSVRはメガネをつけながら装着しても全く苦になりません。
僕は普段メガネをかけているのですが、ひと昔前に流行った3Dメガネ(3D映画を見る際につける軽量グラス)は非常にストレスでした。
いくら薄くて軽くなっても、メガネの上にメガネをかけると重みでどうしても鼻が痛くなってしまうんですよね。
あと3Dメガネの装着感も非常に不安定でストレスです。あれが嫌で3D映画は今でも敬遠してしまいます。
その点、PSVRはメガネがを圧迫しない構造になっているので鼻への負担も非常に少ない。眼鏡ユーザーでもストレスなく遊べる点はとても素晴らしいです!
【ここがダメ04】接続コードの本数が多すぎてテレビ裏がカオス状態になる
PSVRの接続コードはとにかく本数が多いのが欠点です。
PSVR専用のプロセッサーや外部カメラなど、接続必須の外付けパーツも多いです。
ここは是非とも次世代機で改善いただきたいところ。
【ここがダメ05】やはり酔う(VR酔い問題)
やはりVR酔いはあります。 そして辛い。ただ、PSVR購入当初と比べ酔う頻度は激減しているのも事実です。
激減している理由はおそらく以下の2つにあると思います。
- 僕に酔い耐性がついた
- コンテンツ制作側の酔い対策の技術が向上した
「酔い耐性」に関しては個人差がありますので一概には言えませんが、 コンテンツ制作側の「酔い対策のノウハウ」は間違いなく向上していると感じます。
あと、長くVRのゲームを遊んでいると自分が酔う状況もなんとなく見えてくるものです。
本ページ後半で、僕ニックから皆さんに向けた「VR酔い対策コラム」を用意させていただきました。
興味のある方は是非ご覧くださいね。
結論から言うと、VR酔い問題はきちんとした知識さえあれば大多数の人はなんとかなると思っています。
PSVRのとんでもなく凄いところ
さて、ここからはPSVRを4年以上遊び続けても一向に色あせない、最高にエキサイティングな部分をお伝えしていきます。
3つのポイントに絞ってみました。
【ここが凄い01】PSVRは超絶リアルな仮想現実を体験できる!
PSVRが世にもたらした最大の衝撃は圧倒的リアルな仮想現実体感できることです!
「あーはいはい、似たようなフレーズしょっちゅう聞くけど、仮想現実ってぶっちゃけのところどうなのよ?」
そう思われた方はまずは次のリアクション動画(20秒程度)をささっとご覧ください!
※フジテレビ系列の「ワイドナショー」でダウンタウンの松本さんがPSVRを試遊した際の映像です。
あともう一つ、「情報ライブ ミヤネ屋」にて宮根さんのPSVR体験映像も是非ご覧頂きたいです!
何だかよく分からないけど、とてつもないことが起きてそうな雰囲気しませんか?笑
VR体験に関して一言だけ補足させていただくと、PSVRヘッドセットを被って実際に見る「そこにいる感」はそれはもう衝撃を受けるほとリアルってことです。
そんなVR体験に、圧倒的に作り込まれたゲームや映像コンテンツの世界観が加わるとすごいことが起きるわけです。
- ガンダムやエヴァのコックピットシーンに出てくるような360度全面ディスプレイの操縦席に乗り込み、完全主観視点で迫りくり敵機と激闘を繰り広げたり、
- ライブ会場で歌っている本物の宇多田ヒカルを1メートルの至近距離から鑑賞できたり、
- ○○○ビデオの生の撮影現場に潜入し超至近距離であんなところやこんなところを……
これぞ仮想現実!これら全てPSVRがあれば自宅にいながら体験できるわけです。
この時代に生まれてきて良かった。
【ここが凄い02】PSVR専用コントローラーを使った仮想世界への没入感が半端ない!
上項では「超絶リアルな仮想現実が体験できる」ことをお伝えしました。
そして、ここで紹介する専用コントローラーを使うことで、仮想世界への没入感がそれはもう大変なことになってきます。
専用コントローラーでプレイすることでゲームがめちゃめちゃ盛り上がりますので是非買い揃えていただきたいです。(個人的には面白さが2倍以上になるんじゃないかと)
PSVR専用コントローラーは以下の3つが存在します。
- PS MOVE(モーションコントローラー)
- シューディングコントローラー
- ハンドルコントローラー(通称ハンコン)
なかでもシューティングコントローラーはガンゲーマニアには感涙もので、コンシューマーゲーム史上最強コントローラーの呼び声違い一品です。
詳しく説明していきます。
PS MOVE
PSVRを満喫するならまずはこれ!
PS MOVE2本があれば自身の両手の動きをゲーム内でリンクさせることが可能でゲーム内への没入感が素晴らしいです!
PS MOVEがどんな感じかは、実際のゲームプレイシーンを見ていただくのが一番かと思います。サラッとご覧ください。
次のゲーム実況内でプレイしているゲームは「PlayStation VR WORLDS」に収録されている「ロンドンハイスト」という僕イチオシのゲームです。(後半のカーチェイスシーンも是非ご覧いただきたいです)
- 自身の手の動きがVR空間の中でそのまま反映されるので、ゲーム内で手を使った一通りのアクションが可能。
例えばものを掴む、銃を撃つ、人を殴る、剣を振るなど、なんでも出来る。
PS MOVEを使った神ゲー「ライアンマークスリベンジミッション」
まさに映画の主人公になりきるゲーム。
ド派手な銃撃戦、スパイ行為、崩壊するビルから飛び降り、空飛ぶヘリからダイブ、なんでもありのスパイアクションの決定版!体験すると映画とはまさにこれのことかと。
(上記で紹介した「ロンドンハイスト」の完全新作です)
シューティングコントローラー
僕イチオシのコントローラーがこれ!
ガンシューティング好きにとってコンシューマーゲーム史上最強のコントローラーと断言出来ます。
実際に手に持っている銃の動きがゲーム内と完全に連動するので、その没入感・VR世界へのトリップ感は凄まじいです。
- 軍隊が実際の射撃訓練として使用できるレベルでは、と思えるほどにリアルで衝撃的な体験。
- 手に持つコントローラーとゲーム内との銃の連動は非常に高い精度で同期する。
- バーチャコップ、タイムクライシスなどの歴代銃ゲーにはまった方は絶対に体験すべきコントローラー!
シューティングコントローラーを使った代表的な神ゲー「Firewall Zero Hour」
オンライン専用のリアル対戦FPSゲーム。
移動時は本当に腰をかがめて移動、生存率を高めるため歩くときは銃身を上にしながら歩く。壁に隠れながら命がけの覗き込みが体験出来るとんでもないゲーム。(やってることは本当にサバゲーです)
これまでにリアル寄り対戦FPSに少しでもハマったことがある人にこそこのゲームを是非とも体験いただきたい!
鳥肌 & 筋肉痛必須です。
※少しでもこのゲームに興味を持たれた方は、是非Amazonレビューもご覧ください!神レビュー多数です。
※参考までに2020年3月時点のシューティングコントローラーに対応しているソフト一覧を記載しておきます。
- The Brookhaven Experiment
- Farpoint(ファーポイント)
- Dick Wilde
- DOOM VFR
- アリゾナ サンシャイン
- Special Delivery
- Bravo Team (ブラボーチーム)
- Firewall Zero Hour
- アンアーシング‧マーズ2
- ボーダーランズ2 VR
- ライアン・マークス リベンジミッション
レーシングコントローラー
最後はこれ!
レーシングゲーム好き必携のハンコンですが、PSVRと連動することで完全に未来のゲームが体験できます。
この環境でグランツーリスモを体験すると、それはもう大変なことに……
- リアルな挙動が売りのハンドルタイプのコントローラーにVRが加わることで、想像を絶する体験に大化けします。
- ハンドルコントローラーには様々な商品が存在しますが、僕はLogicoolのG29を愛用しています!(少々お高いですがおすすめのハンコンです)
レーシングコントローラーを使った代表的な神ゲー「グランツーリスモ sport」
これぞ未来!本物のコックピットに乗り込み、あのグランツーリスモをプレイできる衝撃。ぜひその目と体で体感して頂きたいです。
【ここが凄い03】PSVRで遊べるVRコンテンツのラインアップが凄い!
3つ目の魅力ポイントはコンテンツの充実度。
発売から4年目に突入し、PSVRのゲームや映像コンテンツの充実度は円熟期に入ってきた感があります。
PSVRはゲームのイメージが先行していますが、実はゲーム以外でもコンテンツが熱いんです。
そんなPSVRで大いに楽しめるコンテンツを3つご紹介します。
PSVR専用ゲーム
なにはともあれまずはこれですよね。遊べるゲーム数は500本以上。
さらにPSVRは良質な国産ソフトが充実している点も見逃せません。(パソコンで遊べるVRデバイスも多数ありますが、そちらは洋ゲーがメインですからね)
下記ページでは、僕が4年以上かけて厳選したPSVRソフト TOP20をご紹介しています。
これさえ押させておけば向こう2年はPSVRを満喫できること間違いなし!
是非ご覧ください。
ここでは「PSVRを買ったらとりあえずこれを遊んで欲しい」おすすめゲーム6本をさらっとご紹介しておきます。
- PlayStation VR WORLDS
やはり最初はこのVR WORLDSで決まり!
いくつかのミニゲーム集なんだけどまずはともあれ「オーシャン ディセント」、そして「ロンドン ハイスト」をプレイすべし! - Rez infinite
PSVR初期の伝説的作品
プレイすべきステージはゲーム後半で解放される「Area X」。 - エースコンバット7
VRステージの無料体験版もあるのでまずはダウンロードすべし!
操作方法「エキスパート」で自機を操れるようになるとVRトランス状態が味わえる神ゲー。 - スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンスショー
VRリズムゲーの新たな時代を切り開いた記念すべき作品。
無料体験版あり - Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018 – “光” & “誓い” – VR
宇多田ヒカルファンでなくとも是非試聴しておくべき。VRライブが持つ可能性をまざまざと見せつけられるはず。
無料でダウンロード可能。 - 東京クロノス
重厚なストーリーとVRの特性を完璧にミックスさせたアドベンチャーゲームファン感涙の一作。神ゲー
YouTube
PSVRは何もゲームだけじゃありません。実はYouTube内にも良質なVRコンテンツはとても多いんです。
もちろん各映像の完成度はピンキリですが、有料コンテンツに引けを取らないハイクオリティVR動画も多数存在します。 これだけでもお腹いっぱいになれるんじゃないかと。
DMM(FANZA動画)
3つ目はこれ。皆さんご存知VR業界のキラーコンテンツを配信されている偉大なメーカーさんです。
大人の事情でここでは深くは語りませんが、例の撮影現場に侵入できたりと別の意味での衝撃体験ができますので是非一度webサイトからVRコンテンツをのぞいてみてください。
ちなみに同じVR映像でもスマホで見るVRとPSVRで見るのとでは根本的な体験の質が違うことは改めて伝えておきます。
【欄外コラム】VR酔いとその対策方法
ここでは僕が個人的に意識しているVR酔い対策をご紹介しておきます。
VR酔いとは
VR酔いとは、一般的な「乗り物酔い」と同じようなもので、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)で目の前に見ている画面と、自分の生身の感覚との“ずれ”によって主に生じる動揺病の一つです。
新しい乗り物が発明されるごとに、船酔い、車酔い、などが認識されてきましたが、VRのためのHMDという新たなデバイスでもこのようなことが認識されるようになりました。
spacelyより引用
VR酔いしやすいポイントはたったの2つ!
PSVRでのVR酔いやすいポイントは次の2つです。
- アナログコントローラーを使った視点移動
- ゲーム進行上強制的に見せられる主観視点でのイベントシーン
逆にいえば、これら2つを対策することで酔いはほとんど感じません。
一つづつ解説していきます。
【VR酔いしやすいポイント 其の一】アナログコントローラーを使った視点移動
PSVRでもっとも顕著に酔いを感じる状況はアナログコントローラーを使った視点移動です。
代表的なものがFPSですね。
普段TVで遊んでいる感覚でアナログコントローラーで視点移動をしてしまうと一瞬で酔います。しかも確実に。
一方で、自身の顔を動かして(キョロキョロ見回しての)視点移動ではほとんど酔いを感じません。
つまり、視点移動が必要なゲームはアナログコントローラーではなく、顔をキョロキョロさせての視点移動を意識することで酔いづらくなります。 (ゲーム制作側もこの点は重々承知しているので、PSVRでの視点移動はほとんどが顔を動かすことを前提とした作りになっています)
この点を意識するだけでもVR酔いは大きく緩和されるはずですが、その他にできる対策としては各ゲームのオプション内にある「視点移動に関する項目」で以下のような調節をするのも効果的です。
PSVRの視点移動のオプションは細かく調整できるものが多いです。
・アナログスティックでの視点移動を切る
・視点移動の際のフレームレートを落とす
・視点移動する際、視野を狭める
等々を自分にあった設定に調整することでVR酔いを対策するようにしてください。
【VR酔いしやすいポイント 其の二】ゲーム進行上強制的に見せられる主観視点イベント
これも一つ目の視点移動と同様の原理ですが、主観視点での強制イベントは非常に酔いやすいです。
例えばジェットコースターを用いたゲームなどは最強の酔いゲーと言えます。
これに対する対策方法は非常に原始的で恐縮なのですが、危険を感じたらさっと目を閉じるのが唯一にして最も効果的な対策です。
上記の2大酔いポイントを押さえておけば「酔わないPSVRライフ」が楽しめると思います。
「PSVRといえば酔う」というイメージを持たれている方も多いと思いますが、僕の体感的には半分以上のゲームは酔いとはほぼ無縁です。
例えば以下のようなジャンルのものはほぼ酔いません。
・リズム系のゲーム
・パズル系のゲーム
・視点が固定された3人称視点のアクションゲームやアドベンチャーゲーム
・その他視点移動が少ないゲーム全般
・映像系のコンテンツ全般
PSVRを遊び慣れてくると酔わないゲームもおおよそ見えてきますので、そういった視点でゲームを選ぶのも良いと思います。
以上、酔い対策コーナーでした。
PSVR購入ガイド【2020年版】
PS4 or PS4Pro どっちが良いの?
PS4とPS4 PROで迷われている方は多いと思います。
まず僕の結論からお伝えすると、PS4で十分という考えです。
理由は単純明快で
ぶっちゃけほとんど変わらない
からですね。
僕はPS4でPSVRを1年ほど遊んた後わざわざPS4 Proに買い替えたのですが、
PS4 Proで初めてPSVRをプレイした時のガッカリ感はとても大きかったです。
いろんなサイトを見ていると「PSVRはPS4 PROで本来の性能が発揮される!」的な口コミもちらほら存在しますがそんなことはありません。
もちろん細かく見ていくと背景のくっきり度やロード時間の短縮など、細かいメリットはあります。
ただ、「お〜凄い変わった!」という感じにならないことは断言しておきます。
(PSVR自体の解像度が高くなるわけではありませんので当然と言えば当然ですが…)
ここに費用を投入するのなら、HDDをSSDにするなどの方が体感的な違いを感じれると思います。
旧型PSVRと新型PSVR どっちが良いの?
PSVRは一度モデルチェンジが行われていて、現在は以下の2モデルが世に出回っています。
・初期型PSVR(2016年発売:CUH-ZVR1)
・新型PSVR(2017年発売:CUH-ZVR2)
で、どちらが良いのかというと、
断然新型(CUH-ZVR2)が良い!です。
新型と旧型の違いはほぼ次の2点に集約されます。
- PSVRのヘッドセット付近のコードがとてもスッキリする。
- 音量調節がヘッドセットに内蔵されたので直感的に操作できるようになる。
一見大した変化じゃないように見えますが、頻繁に利用する身としてはとても大きい出来事です。
これまではPSVRを利用するたびに例外なくコードが絡まっていたのでそれはそれは煩わしかったんです。
旧型は音量調節ボタンも別ユニットで管理していたため、ゲームプレイ中に音量を変更する際も一苦労でしたからね。
これからPSVRを購入される方は、断然新型PSVRをおすすめします。
ずばりPSVRの買い時は!?待つべきか今買うべきか
2020年に突入しますます購入時期が悩ましいPSVRですが、悩むポイントは大きく次の3つに絞られるのではないでしょうか。
- PS5が近々発売されるらしいんだけど、、待った方が良いの?
- PSVR2もそろそろ発売されるんじゃ、、待った方が良いの?
- 【ハイスペックゲーミングPCを所有している方限定】PSVRではなく、PCVRを買った方が良いの?
順を追って詳しく見ていきますが、3つ目の「PCVR」に関しては対象者が少し異なるためこちらのみ別記事にてお伝えしたいと思います。
それでは1と2を見てみましょう!
PS5が近々発売されるらしいんだけど、、待った方が良いの?
こちらはすでに解決ずみです。
PSVRはPS5にも接続して使用できることが公式に発表されましたからね。
ですから、PS5の登場によってPSVRの価値が下がったり時代遅れになるようなことはありません。(PS5を気にしてPSVRを買い控える必要は一切ないということです!)
逆にPS5の圧倒的パワーを得ることでPSVRのさらなる性能アップが期待できます。(ロード時間は相当早くなりそう。あとは画質がどこまで綺麗になるか見ものです)
※もちろん、PS5発売後もPS4はしばらくは現役ハードですから(少なくとも2年程度は)無理してPS5を購入する必要もありません。
PSVR2もそろそろ発売されるんじゃ、、待った方が良いの?
こちらは皆さん非常に気になるところですよね。
僕の予想をずばり申し上げますとPSVR2の発売日は2021年10月です。
(発売時期に関して興味のある方はぜひ下記をクリックしてご覧下さい)
では早速、PSVR2の発売時期について考察していきます。
まず発売月から見てきます。(こちらは非常に簡単です)
発売月は、ここ最近のソニーのゲーム機本体の発売時期を見ることでその傾向を読み取ることが可能です。
PS3発売日:2006年11月11日
PS4発売日: 2013年11月15日
PSVR発売日:2016年10月13日
PS5発売日予想:2020年11月?
PSVR2発売日予想:2021年10月?
ご覧のように全てが10月〜11月に集中しています。
発売月はマーケティングの観点から逆算して割り出すものですから、PSVR2も当然上記の時期(10月・11月)に発売されることが予想されます。
問題は「何年に発売されるのか」という点。
PS5は2020年の年末が確定しており、同じ年にPSVR2が発売されることは絶対にありえません。
そう考えると、PSVR2の発売は2021年の10月あたりが濃厚ではないでしょうか。
2022年の10月の可能性もゼロではありませんが、さすがに時期的に遅すぎます。
ここ1年でPC業界のVRデバイス(OculusやVIVEなど)は軒並みスペックを引き上げてきているため(2019年に一斉に世代交代しました)、PSVR2が2022年だとソニー陣営は完全に競合他社に出遅れしまうからです。
これらを加味すると、PSVR2の発売はやはり2021年10月が濃厚です。
2021年10月の発売をどう捉えるかは皆さん次第ですが、僕の意見としては少しでもVR体験に興味のある方は絶対に今購入すべきです。
この未だかつてない衝撃体験はPSVRでしか味わえないものですし、VR黎明期の今体験することに意義があるんじゃないかなと思っています。
(「体験をお金で買う」という言い方は相応しくないかもしれませんが、その価値は十分にあると個人的に思っています)
参考までに、以下の2点も購入判断の参考にしてみてください。
- ここ最近の特徴として、次世代機発売後の世代交代はとてもゆっくり進む傾向がある。
- PSVRの今の値段(2020年5月)はほぼ底値である
ここ最近のコンシューマーゲーム機本体は非常に高価ですから世代交代はとてもゆっくり進みます。
ちなみにps3 → ps4への世代交代(PS4のシェア率がPS3を上回るまでの期間)はPS4が発売されてからおおよそ2年程度かかっています。
ps4 → ps5はさらに時間がかかるでしょうし、この傾向はPSVRも同様だと思います。
値段は、2020年5月現在の値段(34,980円+税)がほぼ底値なのは間違いありません。
値下げの可能性としては、あるとしたら2020年の年末、もしくは2021年の前半あたりに5000円の値下げがあるかも……と言ったところでしょうか。(ない可能性も十分にあります)
以上、PSVR購入ガイド【2020年版】でした。
PSVRは男のロマンが詰め込まれた未来のデバイス
PSVRはVR第一世代ということもありまだまだ改善の余地はたくさんあります。
ですが、それらが一瞬で吹き飛ぶくらいの「ロマンが詰め込まれた未来のデバイス」、それが僕のPSVRへの正直な想いです。
本記事で紹介した良いところ、悪いところは4年間遊び倒した僕の率直な意見ですので、PSVRの購入で迷われている方はぜひ役立てて下さいね。
出来ることなら、この圧倒的な体験を皆さんと共有できたら嬉しいなあ。
PlayStation VR PlayStation Camera同梱版
34,980円+税
※PSVRで遊ぶにはPS Cameraも必須ですので同梱版がおすすめです。