もくじ
Farpointはこんなゲーム
このゲームはPSVRのシューティングコントローラーを世に知らしめるために作られた、ソニー肝入りのタイトル。
そして、その役目は充分に果たしたと言えると思います。
とにもかくにもシューティングコントローラーでFPSをプレイすることが面白すぎる!
この体験はとにかく衝撃的で、PSVRを持っててこの環境をプレイしないと損するレベルかと。
僕はバーチャコップやタイムクライシス等のガンコントローラーを使ったシューティングゲームが昔から大好きで、コンシューマー機で出たガンコン系のコントローラーはほぼ制覇してたと思うのですが(スーファミのあれはさすがに見送りましたが汗)
そんな僕らから言わせていただくと、このPSVR + シューティングコントローラーの組み合わせは「ヤバい」ですまじで。
もう臨場感が半端ないし、とにかく遊んでいて楽しすぎる感じでしょうか。
(セガさん、バンナムさん、なんとかして過去の名作たちをPSVR+シューティングコントローラー環境で移植してほしいですmm
旧ナムコチームがタイムクライシスあたりを本気で作ったら、、、想像しただけでもワクワクしちゃいます)
そして、シューティングコントローラーの醍醐味を味わいたければ、まずはFarpointをプレイすべしです!
(シューティングコントローラーを神の領域まで高めたのは「FireWall zero hour」になるのですが、Fire~の方はオンライン専用のゲームなので若干おすすめしづらいので)
Farpointの素晴らしく良いところ
とにもかくにもシューティングコントローラーが全て
繰り返しになりますが、この環境(psvr + シューティングコントローラー)でのゲーム体験がとにかくすごいの一言に尽きると思います。
特に、ゲーセンでガンシューに明け暮れた方やコンシューマー用のガンコン系のゲームが好きだった方絶対に体験してほしいです。
衝撃度はその10倍くらい凄いですのでほんとに。
百聞は一見しかず。
圧巻の超巨大ボス戦!
このゲーム、VRを活かすべく、ありとあらゆるアイディアが盛り込まれていると思います。
その最たる例が、PSVR史上おそらく最大級レベルとも思われる、超巨大ボスとの一戦。
このシーンは比較的ゲーム序盤の方で遭遇するのですが、おそらくこのゲームの最大の見せ場であり、最もテンションが上がるポイントだと思います。
(逆を言えば、このシーン以降は右肩下がりなのがたまにきずなのですが、、、)
このシーンをプレイするだけでもこの環境を整える価値がある、とまでは言わないけれども、psvrオーナーの方は、是非このシーンをプレイして欲しいなあと思う。
重厚なストーリーとシューティングフェーズの最適なバランス
Farpointはかなりストーリー部分にも力を入れていて、序盤からミステリー要素まじりの人間味溢れる重厚ストーリーが展開されることになります。
ジャンル的にはSF+ミステリー+エイリアン+ゴリラw、みたいな感じでしょうか。
僕個人的には非常にヒキの強い序盤で、上記のキーワードが嫌いじゃなければ相当モチベーション高くゲームをプレイできると思います。
(ただし中盤以降は……。この点は悪い点で詳しく語りますね)
僕は他の箇所でも言いまくっているのですが、ストーリーのないゲームが苦手です。
何度も何度も同じゲームを延々と続けるのが僕的には苦手して(すぐに飽きちゃうので汗)、とにかく先が気になる、魅力的なストーリーがなければゲームを最後まで遊び続けるモチベーションが湧きません。
そういった意味では、このFarpointは十分にヒキのあるストーリー・世界観が構築されているのでとても良いと思う。
Farpointの全然ダメなところ
ストーリー中盤以降がとても残念
良い点で褒めた部分なのですが、ん〜中盤以降がそうとう中だるみする感じなんですよね。
もちろんストーリー自体はゆっくりと進展はし続けていくのですが、シューティングコントローラーの衝撃になれ始めた頃に、ゲームの本質部分を見始めると、、、
このストーリー、「なんか面白くないなあ」、と感じてしまう自分がいることに気づく感じでしょうか。
世界観とか各種設定とかはとても良いと思うんだけど、いかんせん主人公二人に引きがなさすぎて、、、全然入り込めない感じです。
もう少しテンポよく大胆にストーリーを展開していってほしいなぁと思うのと、
あと、主人公をもっとなんとかしてほしいです。
洋ゲーってなんであんなゴリラ顔なんですかねほんとに。意味がわからん。。
シューティングフェーズが苦行の連続
シューティングコントローラーの出来がとてつもなく素晴らしいので、序盤の1時間は素晴らしい体験になるのは間違いないと思います。
ただし、それ以降と言うと、徐々に評価が下降していくというか。
なんというか、同じ作業の繰り返しで、既視感がハンパないというか、
あれ、これさっきやったよね、みたいなシーンの連続なんですよね。
これは、プレイ時間の水増し以外の何者でもないと思うんだけれど、
僕から言わしていただくと、苦行としか言いようがない。
同じような地形を、ただひたすら進んで、同じ敵を、ただただ倒していく。
プレイしていて、全然面白くない。
もっともっとプレイ時間は短くて良いので、圧縮してゲームを構成すべきだったと思う。
(最近のほとんどのゲームに言えるのですが、(長時間プレイが苦痛なPSVRの場合は特にですが)プレイ時間はもっと短くて良いので、(水増しなんて論外)もっともっと濃縮なゲーム体験に徹して良いと思うんですよね)
Farpointの酔い度
この点は非常に作り込まれていて、個人的には、ほとんど酔わなかったです。
基本的な動きはコントローラーの上下左右キーで平行移動しつつ、顔の向きで方向を変える、と言うオーソドックスなもの。
コントローラーで視点移動や方向移動はしないので、教科書通りの作りで非常に良いと思います。
オプション設定で、FPSによくあるアナログスティック2本を使った移動設定も可能なので、その点での需要に答えているのもの良いと思う。
ソニー肝いりのタイトルなので非常に丁寧に作られているが印象があります。
Farpointの総評
★★★3.5
シューティングコントローラでプレイすることの圧倒的なまでの面白さ。
とにもかくにもこの点が最大限に伝わってくるのがこのゲームの最大の特徴だと思う。
ただし、魅力のないストーリーと、単調なシューティングフェーズが非常に残念な部分。
もう少し何とかできたでしょう、と思わずにはいられない、非常に惜しい作品だと思う。
続編が出たらすごいパワーアップしてそうな気がするので、ぜひ出て欲しいなあ。
コメントを残す