ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の社長兼CEO、ジム・ライアン氏の意味深なコメントが話題になっていますね。
Ryan氏のインタビュー(抄訳、抜粋)
私が思うに、我々は“VRの未来”から少し離れた場所に位置しています。PlayStationはVRを信じ、ソニーもVRを信じています。我々は間違いなく、いつかその場所に辿り着きます。VRは、将来的にインタラクティブエンターテイメントの有用な要素を代表するものになるでしょう。しかし、そうなる時期は、今年でも来年でもありません。
我々は、いつかの段階でそうなることを信じています。我々はPSVRでできるようになった全ての体験は素晴らしいものだと思いますし、未来にどんなことができるようになるのか楽しみにしています。
MoguLiveより引用
これは……確かに意味深な発言ですね。
当サイトではこちらに記事でPSVR2の発売は2021年10月と予想しています。
そう予想する主な根拠は以下になります。
- VR市場のシェア争いをしているOculus(Facebook)、VIVE(HTC)両陣営は揃って世代交代を実現しており、PSVRの性能は明らかに両者に劣っている現状。
- この状態が長引けば長引くほどPSVRのVR市場のシェアは下がっていく一方なので、遅くても2021年のホリデーシーズンには手を打たないとVR市場争いで一歩遅れを取ることになるのではないか。
というものです。
ただ、PSVR2の2021年発売説には反論意見もあって、
- PSVR2発売が予想される2021年の後半はPS5発売のちょうど一年後のホリデーシーズンであり、PS5専用の良質タイトルも出揃ってきているであろうこのタイミングで、SONYは社運をかけてPS5のブーストに全勢力を注いでいるタイミングであるということ。
(万が一PS5でこけるようなことがあれば会社が大きく傾くので、このタイミングでPSVRにリソースをあまり割けない可能性) - Oculus、VIVE両陣営が共にVR機の世代交代を実現しているとはいえ、所詮は1.5世代レベルのマイナーアップデートであること。
SONYが目指している第二世代VR機は、さらなる上を見ている可能性
(現状のPSVRでもあと2年は延命できる・VR市場で生き残れるという公算があるということ)
現時点でも、僕は2021年10月発売説を支持しますが、今回のJim Ryan氏の発言で少し自分の考えを改める必要があるかも、、しれませんね。
個人的には「出て欲しい!」という思いも強いのですが、もちろんそこは、PSVR2を支えるPS5の地盤固めが必須かつ前提なのはいうまでもありません。
おそらく年末から年明けにかけて、今回のような、PSVRの次世代機についての情報やコメントも小刻みに出てくるかと思いますので、もう少し様子を見てみることにしましょう。
何はともあれ待ち遠しい!