ちなみに、「何故今このタイトルをレビューするのか」を説明すると、つい先日発売された「スターウォーズ:スコードロン」をちょうど今プレイしていて、実質前作的な位置付けの「Xウィング VRミッション」の出来栄えを改めて体験しておこうと思ったから。
と前置きはこのくらいにして、本気レビューいってみましょう!
もくじ
「スターウォーズ バトルフロント:ローグ・ワン Xウイング VRミッション」とは
・ジャンル:フライトシューティング
・使用コントローラー:デュアルショック4(moveはおそらく非対応)
・言語:日本語対応(吹き替えあり!)
・その他:遊べるのは1ミッションのみ
まずは簡単な概要説明から。
このゲームを一言でいうと、
Xウィングのコックピットに乗り込み、タイファイターやスターデストロイヤーとの死闘を繰り広げれるフライトシューティングゲーム。
ちなみに、この「Xウイング VRミッション」はミニゲーム的な存在で、2015年にEAから発売された「スターウォーズ バトルフロント(DICE制作のFPSゲーム)」のアドオンとして無料配信されたVRコンテンツです。
なので、このゲームを遊ぶには、PS4用ソフトの「スターウォーズ バトルフロント」を購入する必要があるということ。遊ぶまでがちょっとややこしいので気をつけてね。
ざっくりとした概要はこんな感じかな。
「スターウォーズ バトルフロント:ローグ・ワン Xウイング VRミッション」の凄いところ
いよいよここから本作品の確信に迫っていくよ。
スター・ウォーズの世界観に浸れること。それがこのゲームの全て!
このゲームの魅力は、もうこの一言に尽きる。
スターウォーズの世界に浸れる!
チープでハリボテの世界観じゃなくて、めちゃめちゃ作り込まれたのスターウォーズ世界にね。
映画と同様の壮大なBGMの中、Xウィングに乗り込んで、ハイパードライブを体験した直後に現れるタイファイターの群れ、そして眼前を覆い尽くすスター・デストロイヤー。
やっぱ音楽最高! スター・デストロイヤーデカすぎ!
これはもう度肝を抜かされるというかなんというか、、とにかくこの完成度はマジで凄いからみんなも絶対にプレイしてほしい。
あと、本作は全編吹き替えに対応していて、いちいち字幕を読む必要が無いのもこの世界に浸れる大きなポイント。
(VRゲームの字幕は難があるので吹き替えに対応しているのは非常に大きい!ここは声を大にして言いたい)
ただし、この衝撃的な”浸れる体験”に価値を見いだせるかどうかは「スターウォーズファンであるかどうか」がとっても大きいのは言うまでもない。
僕は超がつくスターウォーズファンなので、初めてこのゲームを体験した時の衝撃ったらそれはもう凄かったのを覚えてるよ。
スターウォーズファンの方なら、絶対に僕と同じくらい衝撃をうけて感動してもらえる自信があるのでマストバイとしか言いようがない。それくらいの出来。
シューティングゲームとしての完成度も非常に高い
さすがはEA、やはりこの辺の作りはそつがなくてうまいというか、ツボを心得てます。完成度は非常に高い。
このゲームの肝は「スターウォーズの世界に浸ること」だから、余計な雑音は排除してゲームの心臓部分をとにかくシンプルに、そして丁寧に作られている感じがひしひしと伝わってくる。
そして、演出面に徹底的に魂を込めた感じ!
ゲーム部分のイメージ的には『エースコンバットの最終ステージを“スタンダード”の操作体系でプレイしているみたいな感じ』なんだけど、とにかくスター・ウォーズのテンションが上がる場面をギュッと凝縮して1ステージに詰め込んだみたいな、演出面てんこ盛りなプレイ体験が出来るってこと。
ちなみにエースコンバットの“スタンダード”の操作体系とは『簡単な方』の操作体系(スティックを右に倒せば機体が右を向くやつ)。なので、ゲームに不慣れな方でも比較的簡単に自機を操れるので敷居も低いと思う。
グラフィック面の作り込みも相当なものなので、初めてXウィングに乗り込んで宇宙に飛び出した際や、スター・デストロイヤーが眼前に迫ってきた時は絶対に驚くはず。(2020年現在でも、他のソフトに全く見劣りしない体験が出来ると断言)
あとレベルデザインっていうのかな、ステージ構成が素晴らしいと思う。
宇宙空間って、一歩間違えたらただののっぺりしたドット(星)混じりの黒背景ステージになっちゃうわけだけど、その点この「Xウイング VRミッション」は息付く暇もないくらい見事なシーンのオンパレード。
↑ここはゲーム冒頭の隕石郡を抜けるところなんだけど、ユーザーにXウイングの操作を学習させつつ、適度な緊張感と圧倒的な奥行き感を見せつけられるシーン。素晴らしい。
一方、ボリューム面は遊べるステージが1つのみで20分程度の体験と、とっても短め。
プレイ後は「もっとこの世界に浸っていたいー」となること間違いなしですが、1ステージだからこそ、ここまで濃密なステージに仕上がったとも言えるのかもしれない。
まあ無料のアドオンだから、そこはグッと我慢して次回作に備えましょう。
(ちなみに、このゲームの流れをくんだ、実質続編とも言えるものが2020年10月に発売された「スターウォーズ:スコードロン」。こちらのレビューも近々まとめるので楽しみにしておいてほしい)
とにかく安い
いまなら実質400円程度(参考:2020年のメルカリ価格)でこのゲームを体験することが可能。
スマホゲーの100円ガチャを4回我慢すれば良いだけだよ!その値段分の価値は絶対にあるからみんなもこの体験に飛び込んでほしい。
「スターウォーズ バトルフロント:ローグ・ワン Xウイング VRミッション」のダメなところ
冗談抜きでダメなところがぱっと思いつかなかったくらい素晴らしすぎるゲームなんだけど、「強いて言えば」、という点を2つ程あげてみるね。
VR酔いは少しある
これは完全に個人差になるんだけど、酔う方もいると思います。
僕的に、このゲームの酔い度は『中』(人によっては酔う)のジャッジ※。
僕は初めてプレイした際もほとんど酔いは感じなかったんだけど、友人のN君は少し辛そうにプレイしてたなあ。
決して酔いやすい部類に入るゲームではないけど、パズルゲームのように、酔いが一切ない訳でもないのでこの点は皆さんも注意してください。
※酔い度のジャッジ(低・中・高)について
低:ほとんどの人が酔いを感じないと思われるタイトル
中:人によっては酔うと思われるタイトル(慣れればほぼ酔わない)
高;かなり酔いやすいと思われるタイトル(慣れた人でも油断しているとやばい)
※上記の酔い度はあくまでも本サイト独自の見解です。
プレイ時間が短すぎる(たったの20分)
先の項でもお伝えしましたが、この「Xウイング VRミッション」は1ステージのみが収録されたアドオンなのでプレイ時間はトータルで20分程度。
ただ、
短すぎんだろーが!!
という声は是非ぐっとこらえてほしい。
そりゃフルプライスのゲームと比べればお話にならないけど、そもそも無料で配布されたアドオンでここまで凄い体験が出来ることが逆にすばらしいことなわけで。
あと余談だけど、やりこみ要素としては、「Xウイング VRミッション」固有のトロフィー要素が用意されています。
個人的に気になるポイントはほんとこれくらいかな。
20分程度の短い体験ということで「アラが目立ちにくい」というのはあるのかもしれないけど、そんな細かい点を吹き飛ばすだけの魅力に溢れまくったタイトルなのは間違いないです。
「スターウォーズ バトルフロント:ローグ・ワン Xウイング VRミッション」の総評
僕の満足度:★★★★★星5
このゲームは、誰になんと言われようとも、僕にとってはゆるぎない星5タイトル。
2016年にリリースされたゲームにも関わらず、今プレイしても全く見劣りしないばかりか、その神がかった演出面に衝撃を受けること間違いなし。
あと、詳しくは別の機会で述べるけど、2020年発売の「スターウォーズ:スコードロン」(実質的に「Xウイング VRミッション」の続編的立ち位置のフルプライスタイトル)を今プレイしてるんだけど、これがいまいち期待はずれな部分があって、改めて本作「Xウイング VRミッション」の神がかったクオリティーに度肝を抜かされたと言うか。
このクオリティのゲームがPSVR黎明期に作り上げられたということに、ただただ驚愕。さすがEA(制作はおそらくDICE?)としか言いようがない。
(おまけ)「スターウォーズ バトルフロント:ローグ・ワン Xウイング VRミッション」のやり方
最後にこのゲーム「スターウォーズ バトルフロント:ローグ・ワン Xウイング VRミッション」のやり方(購入して遊ぶまでの手順)を説明しておくね。
「Xウイング VRミッション」を始めるまでの道のりは少しややこしいので、購入を検討されている方は是非参考にしてほしい。
【手順1】「スターウォーズ バトルフロント」本編を購入する。
繰り返しますが「Xウイング VRミッション」は「スターウォーズ バトルフロント」のアドオン的な位置付けです。
まずは「スターウォーズ バトルフロント」本編を購入してください。
※「スターウォーズ バトルフロント2」ではなく初代「スターウォーズ バトルフロント」の方です!間違わないように。
購入はメルカリとかアマゾンでどうぞ。
【手順2】PSストア内で検索する
PSストア内から次の文字列で検索してください。
「Xウイング VRミッション」
【手順3】ダウンロード完了後、ゲーム開始!
「Xウイング VRミッション」のダウンロードが完了したら「スターウォーズ バトルフロント」のゲームを起動させるとメニュー画面左端に「VRミッション」の項目が現れます。
以上。
それでは心ゆくまで「ローグ・ワン Xウイング VRミッション」を堪能ください!
今日は、一部の間ではPSVR初期の神ゲーと称されてきた「スターウォーズ バトルフロント:ローグ・ワン Xウイング VRミッション」を本気レビューしていくよ。
何度プレイしても神がかってるとしか言いようがない……